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ゴム引きコート・マッキントッシュの汚れの落とし方

マッキントッシュ
マッキントッシュコートは、素材や縫製が特殊なことからクリーニングが難しいとされています。ではコートが汚れたらどうしたら良いのでしょうか。ここではマッキントッシュのゴム引きコートの汚れの落とし方を説明していきます。

もくじ

1.【マッキントッシュのコート】高い防水性を誇るも実は水洗いもクリーニングも不可
2.マッキントッシュの部分汚れは天然石けんで落とす
3.【マッキントッシュのコート】襟に汚れをつきにくくするには
4.マッキントッシュコートの日頃のメンテナンスと着用後のお手入れ
5.マッキントッシュをクリーニングする際のお店の選び方
6.まとめ

【マッキントッシュのコート】実は水洗いもドライクリーニングもできない

水滴
マッキントッシュのゴム引きコートはイギリスの老舗ブランド、マッキントッシュが発祥。雨が多い気候にも関わらず、あまり傘をささないイギリス人の間で人気が出ました。防水機能を備えながらも、洗練されたシンプルなデザインは世界中に愛用者が多いです。マッキントッシュコートは、さまざまな工夫により高い防水性を実現しているのですが、その工夫があるが故一般的なクリーニング店では断られることが多いのです。

洗濯表示がすべてバツの理由

洗わないことを前提に作られたゴム引きコートは、公式サイトでも部分洗いの説明しかありません。ドライクリーニングも水洗いも不可能なのです。その理由は次の通りです。

1.防水テープが剥がれてしまう
マッキントッシュコートの生地と生地の間には縫い目があり、その部分は防水性がどうしても落ちてしまうため、水の侵入を防ぐためにテープが貼ってあります。テープは縫い目の裏から接着剤で貼ってあるため、熱を加えたり、水洗いすることで接着剤が剥がれてきてしまいます。

2.洗濯の際の摩擦で白化する
袖や襟口、ポケット付近やボタン付近など、着用時の摩擦が激しい部分は擦れると白くなっていきます。洗濯することでより生地と生地が擦れて負担がかかり、白化するリスクがあります。

クリーニング店の対応は

マッキントッシュのコートの洗濯表示は全てバツになっているため、一般的なクリーニング店では扱っていません。ゴム引きコートは手洗いで洗浄する技術が必要な上、その工程は非常に手間がかかるので、断られることが多いのです。では、ついてしまった汚れを落とす方法はないのでしょうか。

マッキントッシュの部分汚れは天然石けんで落とす

天然石けん
コートを着ていて特に汚れるのは襟や袖口。他にもうっかりついてしまった小さなシミなど、ここでは部分的な汚れを自宅で落とす方法を紹介します。

~用意するもの~

  • 100%天然石けん
  • 柔らかいブラシ
  • タオル2枚
  • ◆部分的な汚れの落とし方◆
    1.ぬるま湯に石けんの成分を溶かし、スプレー容器に入れる
    2.汚れが目立つ部分にスプレーする
    3.柔らかいブラシでやさしく泡立てる
    4.固く絞ったタオルで石けんをふき取る
    5.風通しの良い場所で乾燥させる

    襟などコートの汚れが目立つ部分に、石けんを溶かしたぬるま湯を吹きかけます。マッキントッシュコートの生地は防水性が高く、溶剤が浸透しにくいため、石けんの溶剤が染み込むのには時間がかかりますが、しばらくすると汚れが浮き出てきます。石けんは100%天然石けんを使い、合成洗剤は使いません。天然石けんは皮脂と相性が良く、襟などの皮脂汚れがよく落ちます

    石けんがなじんだら、生地を傷めないように柔らかいブラシでブラッシングし、優しく汚れを落としていきます。硬いブラシを使ったり力を込めたブラッシングをすると、生地が擦れて白化の原因となってしまうので避けましょう。袖口やポケット周辺の黒ずみも同様にブラッシングし、濡らしたタオルで洗剤をふき取った後、乾いたタオルで叩くように水気を取ります。

    この後完全に乾くまでしっかり乾燥させます。変色しないよう、日掛けの風通しの良い場所に吊るしてください。幅広のハンガーにかけることも忘れずに。

    【マッキントッシュのコート】襟に汚れを付きにくくするには

    マッキントッシュコートの汚れは容易には落とせません。汚れる前になるべく汚れを付けないような工夫をすることで、汚れを軽減できます。マッキントッシュコートで特に汚れる襟について、汚れを付きにくくする着方や方法を紹介します。

    【方法1】撥水スプレーでコーティング

    撥水コートスプレーを襟元に振っておくだけでも、皮脂汚れが付きにくくなります。撥水性なので濡れても効果が続き、除菌消臭効果もあります。使い方はコートを着る前に襟元にスプレーして乾かすだけ。

    【方法2】テープを貼ってガード

    襟元の汚れをガードするテープも発売されており、コートの襟元に貼っておけば皮脂汚れが付きません。着る前に襟元に貼り、脱いだ時に剥がして捨てます。使い捨てなので衛生的で、透明のため見た目にも影響ありません。コートの生地を傷めにくいテープを採用しているので安心。1日1枚の使用で1回あたり約100円とお手頃です。

    ワイシャツの襟が汚れるように、首周りからは皮脂が多く分泌されます。上記の方法以外にも、皮脂汚れが襟に付きにくくするためには、スカーフやマフラーを巻いて肌が直接コートに付くのを防ぎましょう。タートルネックを着るのも効果的です。

    マッキントッシュコートの日頃のメンテナンスと着用後のお手入れ

    ブラシ
    マッキントッシュのゴム引きコートはデリケートな生地のため、日頃のメンテナンスが大切。お気に入りのコートを長く愛用するための、普段のお手入れの仕方を紹介します。
     
    ◆ブラシで表面の汚れやほこりを落とす
    着用後は柔らかいブラシで表面のホコリや汚れを落とします。マッキントッシュのコートは強くブラッシングすると摩擦による白化の原因となるので、優しく行います。ブラシは生地に負担がかからない天然の獣毛のものが重宝します。価格は1,000円前後ですので、頻繁にクリーニングに出せない洋服のお手入れに1本用意しておくと良いでしょう。

    ◆濡れたら素早く拭き取る
    雨などで水に濡れた場合や、飲み物をこぼしてしまったら、タオルで水気を拭き取ります。防水性に優れたコートですが、放っておくと水シミや色落ちの原因になるため早めにお手入れを行うこともポイントです。

    ◆連続着用は避ける
    お気に入りのコートは毎日着用したくなりますが、コートに限らず衣類は一度着たら2日は休ませるのが長持ちのコツです。寒い冬でも暖房の効いたお店や電車の中では汗をかくこともあるため、陰干しして汗などの水分をしっかり乾かしましょう。

    ◆コートの肩幅に合ったハンガーを使う
    乾かす時や保管する時は、コートの肩幅に合ったハンガーに掛けることも重要です。型崩れやシワの防止になります。マッキントッシュのコートを乾かす場合やしばらく保管する場合は、涼しく風通しの良い場所に掛けましょう。暖房機器や調理機器などの高温の場所や直射日光は避け、陰干しにします。

    マッキントッシュをクリーニングする際のお店の選び方

    お店選び方
    洗濯タグに「洗えません」という表示があるのにクリーニングで不具合が発生した際は、お店側の責任となり、賠償基準に基づいて補償しなければなりません。マッキントッシュのゴム引きコートは希少価値が高く高額であることから、リスクを避けるためにも一般的な街のクリーニング店からは断られることが多いです。

    ですが、クリーニングが難しいとは言っても、部分洗いだけではやはり不十分。できれば全体をクリーニングに出したいです。その際にはどこに出せばいいのか、日数や料金はどのくらいかかるのかが気になります。ここではゴム引きコートのクリーニングについて説明します。

    取扱いに慣れたお店を選べは安心

    マッキントッシュのコートは水洗いもドライクリーニングも不可です。機械を使った洗浄も摩耗を引き起こしてしまいます。マッキントッシュのコートを扱った経験があり、手洗いでの洗浄を行ってもらえるクリーニング店を選びましょう。

    マッキントッシュのコートを扱っているお店は、修理も行っているところが多いです。防水テープの劣化や白化した部分の色の復元など、クリーニングや修理の工程をインターネットで公開しているお店もあるので、依頼する前にどのように取り扱ってもらえるか確認すると安心です。

    クリーニングの時期・日数

    マッキントッシュコートをクリーニングに出す場合、シーズン後コートを着なくなったらすぐに出してしまうのが賢明です。汚れは時間が経つと落ちにくくなります。また、水洗いは全て手作業で行うため、日数は繁忙期でなくても2~3週間見ておいた方が良いでしょう。

    クリーニングの料金

    マッキントッシュコートのクリーニング金額は大体4,000円~1万円ほどです。ただし、この相場は基本料金ですので、シミ抜きがあるか、防水テープの補修があるかなどのオプション料金や、インターネットでの宅配クリーニングの場合の送料などが追加でかかることがあります。

    これらの条件をクリアするお店を調べたところ、マッキントッシュのコートを安心して預けられそうなお店が2件ありました。ネットで調べるとたくさんのお店が紹介されていますので、自分にあった最適なクリーニング店を探してみて下さい。

    <マッキントッシュのクリーニング専門店> 

    店名料金修理送料
    カラキヤ
    東京都
    4,000円

    往復送料
    +代引手数料
    ラヴァレックス
    仙台市
    5,700円片道代金のみ

    クリーニングの金額はあくまでも基本料金。送られたコートを検品後、状態により金額が確定します。修理については内容によって金額が異なる上、状態によっては修理ができないこともあるため、まずはお店側とよく相談しましょう。

    まとめ

  • ゴム引きコートは水洗いもドライクリーニングも不可
  • 部分汚れは水と天然石けんを使いやさしくブラッシング
  • スプレーやテープで汚れをガード
  • クリーニングはゴム引きコートに慣れている店を選ぶ
  • マッキントッシュのコートの洗濯表示には、「洗浄できない」と書かれてあります。ですがゴム引きコートの扱いに慣れていて、手洗いで洗浄してくれるお店であればクリーニングは可能です。購入したお店でどこでクリーニングしてくれるかを聞いてみるのも良いでしょう。

    マッキントッシュのコートについた汚れは時間が経つと落ちにくくなるので、気付いた時にすぐに行いましょう。また、とてもデリケートな素材のため、生地を傷めないよう必ず天然成分の石けんを使って優しく汚れを落として下さい。定期的なクリーニングとメンテナンスでマッキントッシュのコートを長く楽しんで下さいね。

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