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形状記憶シャツのシワを軽減する洗い方-これでアイロンがけ必要なし

形状記憶アイロン
形状記憶シャツは、洗濯をしてもシワができにくく、アイロンがけの手間も省けるシャツとして売られています。アイロンがけという面倒な作業の負担を減らしたいと利用している人は多いのですが、シワなく仕上がらないことがあります。

アイロンがけしなくていいと言われている形状記憶シャツは、実際にアイロンをかけなくて済むのか、普通に洗濯をしていいのか、品質やずっとアイロンがけをしないで済むのかなど、そんな疑問を調べてみました。

もくじ

1.【形状記憶シャツの特徴と仕組み】本当にアイロンがけは必要ない?
2.【形状記憶シャツ】シワになりにくい素材とは
3.【シワにならない洗濯方法】形状記憶シャツは洗い方次第でアイロンいらず
4.シワを軽減する洗い方と普段の洗い方でシワの様子を比較
5.【シワを取るにはやっぱりアイロン】形状記憶効果を守るかけ方は?
6.形状記憶シャツはクリーニングに出せる?熱によるプレス仕上げは要注意
7.まとめ

【形状記憶シャツの特徴と仕組み】本当にアイロンがけは必要ない?

形状記憶シャツのしわ悩み
面倒なアイロンがけの手間が省ける形状記憶シャツですが、なぜシワが付きにくいと言われているのでしょう?どんな仕組みになっているのか、とても気になります。まず最初に形状記憶シャツの特徴や疑問を調査してみました。

形状記憶シャツは縫製された後、特殊なガスをシャツ全体に浸透させることでシワができにくいように加工されています。これは、あくまでもシワができにくい加工であり、素材によってシワの付き方も違い、ある程度シワはついてしまいます。細かいシワが気になる…シワが少なく折り目の付いたシャツを着たい…という場合は、形状記憶シャツでもアイロンがけが必要です。

Q1.形状記憶シャツと形態安定シャツの違いは?

「形状記憶シャツ」という言葉ですが、これは東洋紡の登録商標となります。「形態安定シャツ」も良く耳にしますが、こちらは日清紡が世界で初めて開発したもので、登録商標されていないので、広く一般的に使われている言葉です。

形態安定シャツは、縫製される前の繊維・生地に特殊な薬剤を浸透させ、高熱でスチーム加工しています。形状記憶シャツと形態安定シャツは、シャツに施される加工の仕方だけの違いとなります。他にも、イージーシャツ、ノーアイロンシャツなどとも言われています。

形状記憶シャツの繊維や素材は綿100%やポリエステルと綿の混紡素材のシャツがほとんどです。形態安定やイージーシャツ、ノーアイロンシャツも防シワ加工の仕方だけの違いで形状記憶シャツと同じ素材でできていますが、どちらもシワが気になる時は、アイロンがけは必要となります。

Q2.形状記憶シャツは使い続けると効果がなくなる?

洗濯を何度も繰り返していくと、形状記憶の効果は薄れていきます。特に襟、袖口など生地が重なり合っている部分に施された特殊加工は熱に弱いので、アイロンのかけ過ぎや高温での使用により効果が損なわれ、半永久的な効果は続きません。

【形状記憶シャツ】シワになりにくい素材とは

綿ポリエステル
形状記憶シャツの素材は様々で、綿100%のシャツ、ポリエステル100%のシャツ、綿とポリエステル、ポリエステルとエラスタン(ポリウレタン)などの、混合素材のシャツなどがあります。一般のワイシャツでも馴染みのある、綿とポリエステルの素材が多いです。

綿は肌触りも良く、通気性、吸収性に優れています。しかし、洗濯をして乾燥すると、縮みやすい性質があり、防シワ加工がされていても、形態安定が低くなり、シワになりやすくなります。一方、ポリエステルは軽く、シワになりにくい特徴があり、形態安定には合っている素材です。ただ、綿と違い通気性が悪いので蒸れやすく、冬は静電気が起こりやすい繊維でもあります。

そんな綿とポリエステルを混合し、防シワ加工を施せば、シワが軽減され、通気性も保つことができ、形態安定に適した素材同士のメリットが活かされるシャツとなります。アイロンがけの手間が少なくて済むという点では、綿100%の形状記憶シャツよりもポリエステルを含んでいるシャツのほうがいいと言えます。

【シワにならない洗濯方法】形状記憶シャツは洗い方次第でアイロンいらず

ここからはできるだけシワを防ぐ洗い方のコツを調べてみました。

タグチェックまずは、洗濯する前に洗濯表示をチェックし、生地の素材や洗濯方法、水温等を確認します。ネットを使用し、水温は「40℃を限度」という表示になっています。干し方は陰干しで、アイロンをかける場合は、低温であて布をするようになっています。
 
ネットに入れる次に、網目が大きめの洗濯ネットに入れます。その時、シャツのボタンを留め、たたんだ状態で、ネット1枚に対しシャツを1枚入れます。そうすると、汚れが落ちやすく、生地も傷みにくくなり、他の洗濯物に絡まず、ボタンをひっかけたり型崩れするのを避けシワを防止します。
 
シャツだけ洗濯他の洗濯物を入れず、できれば、形状記憶シャツだけの洗濯が好ましいです。洗剤はどれを使用しても良いですが、シワ防止効果のある洗剤や柔軟剤を使用すると、さらにシワがつきにくくなります。シャツにのり付けすると、施されている防シワ加工の邪魔してしまい、余計にシワが付きやすくなるので避けましょう
 
脱水しない形状記憶シャツは、洗いとすすぎの設定をし脱水はせず、水が滴るくらい濡れた状態で干します。水の重みでシワが伸びるように作られているので、脱水はしない方がいいです。
 
陰干し脱水はせず、シワが付かないようすぐ洗濯機から取り出し、シャツの肩あたりをつかみ、数回軽く振りシワを伸ばします。そして、しっかりと厚みのある、湾曲したハンガーに干し、形を整えシワを伸ばしていきます。シャツを干す場所は、洗濯表示に書いてある通りの干し方をしてください。ほとんどの形状記憶シャツは風通しの良い陰干しとなっています。

シワになりにくい洗い方を紹介しましたが、いくつか注意点があります。どうしても脱水したい場合は、15~30秒程度で短めに行ってください。長時間の脱水はシワが残る原因となります。形状記憶シャツは高温に弱い為、乾燥機を使用するときは早めに取り出してください。乾燥機の高温で形態安定効果が薄れてしまいます。

シワを軽減する洗い方と普段の洗い方でシワの様子を比較

いつも通り、他の洗濯物と一緒に洗濯した場合と、シワになりにくい洗濯方法を参考にし、実際に形状記憶シャツを洗濯して、シワのでき具合を比べてみました。

いつも通りこちらは、通常通りに洗濯をした場合の形状記憶シャツです。シワも目立ち、アイロンがけをしないと気になってしまうくらいの仕上がりとなりました。
 
シワにならない方法こちらはシワにならない洗濯方法で洗ったシャツです。1分ほど脱水をしましたが、シワが目立たず、きれいに仕上がりました。この程度のシワでも気にならなければ、アイロンがけをする手間が省けます。

【シワを取るにはやっぱりアイロン】形状記憶効果を守るかけ方は?

シワにならないように、洗濯をした形状記憶シャツですが、素材に綿が入っているシャツは、どうしてもシワが少し残ってしまいます。シワが気になる場合は、やはりアイロンがけしましょう。形状記憶シャツはアイロンがけをする際にも、かけ方や注意点があるので紹介します。基本となりますが、まず洗濯表示を確認します。

アイロン低温ポリエステルの混紡素材は、高温に弱いので、かける時の温度は、低~中温と低い温度で行い、優しくアイロンがけをします。
 
縫いしろフロントのボタン部分である前立てやポケット、袖などの縫いしろ部分はシワを伸ばしながらかけます。肩の部分はアイロン台の角に当て、縫いしろに沿ってかけます。カフス部分をかける場合は内側からアイロンをした方がやりやすいです。

形状記憶シャツは高温に弱いので、形状記憶の効果が薄くなってしまいます。特に襟、袖口、前立てなど生地が重なっている部分が多く加工さがされているので、アイロンがけは避けた方がいいです。
 
あて布どうしても、アイロンをかけたい場合は、あて布をしたり、低温でかけるようにしましょう。

形状記憶シャツはクリーニングに出せる?熱によるプレス仕上げは要注意

クリーニング
特殊な加工をされている形状記憶シャツですが、大手クリーニング店4社に、クリーニングをしてもらえるか問い合わせてみました。形状記憶シャツも普通のシャツと同じ洗濯方法で、通常と同じ料金で行ってくれることが分かりました。

しかし、クリーニングに出すと、熱によるプレスで仕上げをするので、形状記憶加工が薄れてきてしまいます。できれば、クリーニングに出すのは避けた方がいいです。

形状記憶シャツは頻繁なクリーニングは避け、衣替えを機に利用する場合や、冠婚葬祭など一度だけ着て次までの長期保管の時など、時々利用すると良いでしょう。その場合、洗濯方法に不安がある場合は、お店に出す前に洗濯表示の確認と、形状記憶シャツをお任せできるか、問い合わせしましょう。

まとめ

形状記憶シャツのシワは完全にはなくならず、多少のアイロンがけが必要となりますが、洗濯の方法次第でかなりシワが軽減されます

◆形状記憶シャツのシワを防ぐ洗い方

  • シワ防止効果のある洗剤や柔軟剤を使用すると、シワがつきにくくなる。
  • 他の洗濯物と一緒に洗わず、形状記憶シャツだけで洗濯をする。
  • 洗濯機で脱水をせず、水が滴るくらい濡れた状態で干す。
  • アイロンを使用する場合は中~低温でかけ、必要に応じてあて布をする。

 
丁寧な洗い方をすれば、シワも付きにくくなり、形状記憶の効果も持続できます。ちょっとだけ、ひと手間かかる洗濯方法ですが、毎日のアイロンがけの負担も少なくなり、時短にもつながりますので、ぜひ試してみて下さい。


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