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【布団のカビの取り方と防止策】エタノールと漂白剤のW使いで黒カビを除去

布団のカビの取り方

布団の裏側にいつの間にか生えてしまった黒カビ、どうやって取ったらいいのと焦ります。カビというと、水まわりを好んで発生するイメージですが、実は布団も大好物。気付かないうちにカビが生え、放置すると人体に影響を及ぼすことも少なくありません。

生えてしまったカビはそのまま放置せず、早いうちに対処する必要があります。捨てなくても大丈夫、取る方法があるんです。今回は、生えてしまったカビの取り方をご紹介します。

もくじ

1.布団に潜む黒カビの正体と体への影響
2.布団にカビが発生する原因
3.【布団のカビの取り方】エタノールで殺菌、漂白剤で脱色
4.【カビを防ぐ対策】3つの心がけで布団を清潔に
5.クリーニングすればカビ菌が死滅!高温乾燥でしっかり除菌
6.まとめ

布団に潜む黒カビの正体と体への影響

よく目にする黒いカビは、カビの菌糸や胞子の集合体、つまり単体だと目に見えないほどの小さなカビが、たくさん集まってできたカビの固まりなのです。

言い換えると、肉眼では見ることの出来ないカビも存在するということになります。初期の増殖段階では、カビはほぼ目にすることができませんし、黒く目に見えているカビの周りも実は無数に目に見えないカビが存在しています。

目に見えないカビがどんどん増えていって、私たちがカビと認識する黒いカビへと成長していくのです。さらに、一度カビが増殖し始めると連鎖的にカビが集まりやすくなってしまいます

◆カビによる体への影響◆
布団は常に体に触れているものなので、人の体にカビがどのような影響を与えるのか、不安になるでしょう。特に多いのは、カビが原因となるアレルギー性疾患です。カビの胞子は花粉よりも飛散しやすく、はたくだけでも空気中に広がってしまいます。

それが体に入るとアトピーなどの皮膚炎や鼻炎、肌や目のかゆみ、さらには喘息など様々な症状を引き起こします。また、カビ中毒などの危険もあり、特に抵抗力の弱い小さな子供や高齢者、疲労や病気などで免疫が落ちている方は注意が必要です。

布団にカビが発生する原因

そもそもなぜ布団にカビが発生するのでしょうか?カビが育つためには3つの条件があります。それは湿度・温度・栄養分の条件が揃った環境であることです。

1.湿度

人が一晩の睡眠中にかく汗の量は通常200ml程度、コップ一杯もの汗を、毎日かいていることになります。人によってはなんと1ℓもの汗をかく人もいるのだとか。

汗をかくことで、布団の中がカビにとって住みやすい環境を作っています。そして、空気中に水分量が多くなるほどカビは発生しやすく、特に湿度80%になると、カビの好む環境となります

2.温度

カビが増殖するために最適な温度は20~30度です。一方でわたしたち人間が睡眠するのに適した布団の中の温度は約33度。つまり、人間にとって最適な睡眠環境はカビにとっても増殖するのに好ましい環境なのです

カビが増殖しないためにも、冬場は18度、夏場は26度ほどに保たれている室温が理想だそうです。

3.栄養分

カビの栄養源となるものは、アミノ酸などの蛋白質、脂肪、炭水化物・・・要するに、人の皮脂や汗、垢などが大好物なのです。普通に寝るだけでも皮脂や汗は分泌されるため、布団の中はカビにとって栄養源の豊富な場所になります。また、食べかすや食べ物の汁、飲みこぼしなどもカビの好物です。

これら3点をふまえると、人が眠る布団の中はカビにとって絶好の住み家だと言えます。そもそもカビは元から空気中に漂っており、最適な環境に集まってどんどん増殖していきます。どんな人の布団も例外なく常にカビが発生しうる環境にあるのです。

【布団のカビの取り方】エタノールで殺菌、漂白剤で脱色

では、布団に黒いカビを見つけてしまった場合はどうすれば良いのでしょうか。カビが生えた布団はもう使用できないと諦めてしまいがちですが、実は生えてしまったカビを取る方法があるので、まだ諦めないでください。

カビを取るには「殺菌」と「脱色」の2段階の作業が必要です。カビは細菌なので、色がとれたとしても菌を殺さない限りはまた繁殖を繰り返します。

1.殺菌

エタノールを使って殺菌することができます。
【用意するもの】
・消毒用エタノールもしくは、無水エタノール:水=8:2に薄めたもの(ドラッグストアで手に入ります)
・スプレー式容器
【やり方】
・スプレー式の容器に消毒用エタノールを入れ、カビに直接吹きかける。
・黒くカビた部分だけ出なく、周りの部分にも広めに吹きかけておく。
・布がひたひたに浸透するまで吹きかける。
・そのまま1時間ほど放置し、しっかりと完全に乾かす。
・乾きにくい場合は乾いたタオルでたたくように水分を拭き取るか、ドライヤーを使用する。

2.脱色

塩素系漂白剤を使ってカビの色を脱色します。
【用意するもの】
・塩素系漂白剤
・タオル
【やり方】
・カビの黒い部分に漂白剤をつけ、しっかりと浸みこませる。
(キッチン用などのスプレータイプが使いやすい)
・カビの色が消えるまで放置し、お湯を含ませたタオルで叩くように拭き取る。
・布団に漂白剤が残らないよう、丁寧に繰り返しふき取る。
・完全に乾くまで干す。
(生乾き状態もカビの発生の原因になるので、天日干しで充分に乾燥させる)

塩素系漂白剤は布地を痛めやすいですが、カビの色は大変落ちづらく、酸素系漂白剤ではあまり効果がありません。カビの着色を取るには布が傷んでしまうとことを承知の上で行ってください。多少色が残っていても、除菌ができていれば身体への影響はほとんどなくすことができます。

また、ホームセンターなどではこれらが一気にできるカビ取り剤も販売しています。スプレー式でカビに吹き掛けるタイプで、だいたいの要領は殺菌、脱色のやり方と同じものが多いです。自分にあったやり方を見つけてみてください。

【カビを防ぐ対策】3つの心がけで布団を清潔に

放置していると怖いカビですが、普段から布団のケアを行うことで未然にカビの増殖を防ぐことが出来ます。心がけたい3つの対策をご紹介します。

<対策1>布団をこまめに干す

カビが発生しやすい湿気を定期的に逃がすことで増殖を防ぐことが出来ます。週に1~2回は干すことが理想的です。できれば天日干しで、両面しっかりと干しましょう。

とはいえ布団を干すのは重労働ですし、昼間は家を空けていて干す時間がない・・・なんて方も多いはず。そんな時は部屋の換気だけでも行って湿気を逃がしたり、市販の除湿シートを布団の下に敷いてください

<対策2>布団を敷きっぱなしにしない

敷布団を使っている方、布団をたたまずに放置していませんか?床に敷いたままにしておくと、床と布団の間に汗が溜まって湿気が高くなり、カビが繁殖しやすくなってしまいます

布団だけでなく床にもカビが増殖し、布団の下がカビの温床になってしまうことも少なくありません。起きたらたたむ習慣をつけるだけでも湿気を逃がしてカビを生えにくくすることが可能です。

<対策3>布団を清潔に保つ

カビの栄養源である皮脂や汗はシーツに付着していくため、放置しておくとカビの繁殖の原因になります。フケや食べかすなどもカビの餌になり兼ねないため、こまめにゴミを取り、シーツを洗濯するのを心がけましょう。

夏場だけでなく、冬場ももちろん毎日汗をかくので、季節に関わらず週に1回は洗濯をするのが望ましいです。

とにかくカビが好む環境を放置しないことが重要です。カビの原因だとは言え、汗や皮脂を止めることは残念ながらできません。湿気のこもりやすい部屋の人もいるかと思います。3つ全てをいきなり行うのは難しいですが、まずは湿気をこもらせないこと、なるべく清潔を心がけることを意識してみてください。

クリーニングすればカビ菌が死滅!高温乾燥でしっかり除菌

カビは自分で落とすことも出来ますが、なかなか手間のかかる作業です。さらに見えている黒カビなら自分で対処できますが、見えないカビまで殺菌するのは至難の業になります。

カビが生えているかどうかさえ判断がつかず、自分の布団は大丈夫なのか?と不安になったそんな時には、布団のクリーニングを利用してみましょう。クリーニングをすれば高温乾燥をするので、カビ菌を完全に死滅させます

さらに、繁殖途中の目に見えないカビもしっかり除菌するので、安心して布団を使うことができます。布団のクリーニングは半年に1回が理想といわれていますが、せめて1年に1回クリーニングに出すだけでもカビの不安を減らすことができます。

布団のクリーニング料金は、布団の種類や大きさによって異なります。ここではシングル・ダブル一枚の料金相場をまとめてみました。

 【シングル】
敷き布団・掛け布団
【ダブル】
敷き布団・掛け布団
羽毛約3,000円~5,000円約4,000円~7,000円
羽毛以外
(綿・羊毛・化繊など)
約3,000円~4,000円約4,000円~6,000円
ちなみにベビー布団の場合は敷き布団、掛け布団でそれぞれ1,600円~3,000円程のお値段です。これでカビから大切な子どもを守ることができると思うと、それほど高くはありません。

【宅配クリーニングを利用してみよう】

宅配クリーニングなら全国どこでも対応可能なので、近くに布団のクリーニング店がない・・・という方も安心です。さらに忙しくても家に布団を準備しておくだけでネットや電話などですぐに依頼できるのも魅力になります。通常1週間くらいで仕上がりますが、代えの布団を持っていないという方には、クリーニング中に代わりの布団の貸し出しを行ってくれるところもあります

布団という大きなものだけに、送料が無料のお店があるのも助かります。また、クリーニング店によっては、防カビ加工や圧縮返却などのオプションもあります。なかなか布団を干すことができず乾燥させられない季節には防カビ加工をしたり、季節の変わり目には圧縮返却・・・とお好みで選べるのは嬉しいです。

クリーニング後にそのまま次回の使用まで保管してくれるサービスもあるので、保管場所に毎年困っている方には便利です。宅配クリーニングを行っているお店はたくさんあり、そのサービスも様々ですので、自分に合ったお店を見つけてみてください。

まとめ

体力や免疫力が落ちている人は、カビによって病気が引き起こされる可能性が高まります。まめにカビ対策を行うことが予防の近道です。

  • カビは湿度・温度・栄養分が揃った環境を好む
  • 布団はこまめに干し、敷きっぱなしにしない
  • カビが発生したら、殺菌と脱色で対処する
  • クリーニングを利用して除菌する

 
家の布団を見てみてカビが見つかった!なんて方や、今は黒いカビは見つからないけど、目に見えないカビがいないか心配になった・・・という方、カビ対策はいつからでも始められます。毎日の日常で少しだけ意識するだけでも変わるので、ぜひ色々と試してみてください。

そして、クリーニングに布団を出すのもカビ対策になるので、利用してみて下さい。大きな布団をクリーニング店に持ち込むなんて大変そうだな・・・と思われる方は、宅配クリーニングに依頼し、布団の持ち運びの手間なく、簡単に布団をクリーニングに出せるので便利です。


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