保管付きのクリーニングでクローゼットがすっきり
宅配クリーニングで最近主流となっているのが、保管付き宅配クリーニングです。クリーニングに出した衣類を、クリーニング後に一定期間保管してもらうサービスです。
日常使いのワイシャツやスーツは不向きですが、季節ものの衣類は保管サービス付きの宅配クリーニングがとっても便利です。特に、かさばる冬物コートや年に数回しか使わないスキーウェアを預かってもらえれば、自宅クローゼットがすっきりします。
保管料についてはクリーニング会社によって異なるのですが、保管料無料の商品と保管料が別途必要になる商品があります。
どれくらいの期間保管してもらえるの?
衣類の保管期間は多くは半年から9か月、最大でも11か月と、クリーニング会社ごとに設定されています。また、大変紛らわしいのですが、注文期間(クリーニングに出す期間)と保管期間(返ってくる期間)が決められていて、注文期間の初日にクリーニングに出し、返却期間の一番最後の日に返してもらうと、最大と謳われている期間の預かりが可能となります。
あるクリーニング店の保管期間を例に出して説明しましょう。3/1にクリーニングに出し11/30に返却してもらうと、保管期間が9か月となります。しかし、6/30にクリーニングに出し、11/30に返却してもらうと保管期間は5か月となります。
注文期間の最終日にクリーニングに出すと、保管期間は短くなってしまい、最大〇ヵ月の恩恵は受けられません。一部には注文期間や返却期間を定めず、衣類到着から最大6か月保管してくれる会社もありますが、大多数のクリーニング会社では、注文期間や返却期間の設定があります。
保管料はいくら?
通常のクリーニングにサービスで保管がついているパターンと、通常のクリーニングとは別に、保管付きのコースを用意しているパターンと2つに分かれます。
前者の通常のクリーニングに保管がついてくる場合は、保管料は掛かりません。クリーニングを注文する際、保管無料サービスを利用する、しないを選択するだけです。このタイプは通常クリーニングのみの利用だと、若干割高に感じるかもしれません。逆に保管サービスを利用するなら、お得感があります。
後者の、通常のクリーニングとは別に保管付きのコースを用意しているパターンでは、保管付きのクリーニングの価格が通常クリーニングより高めに設定されています。通常のクリーニング料金との差額が保管料と言えますね。
保管料はクリーニング会社によって様々ですが、安いところでは1着当たり100円程度、高いところでは1着あたり500円程度掛かります。
後者は、保管付きと保管無しは別商品となっているため、通常クリーニングのみの利用者が割高感を感じることがありません。
どのような環境で保管してくれるの?
洋服の保管には、各社とも「洋服にっとって最適な環境」が整っています。具体的には、エアコン完備を完備し、湿度や温度を徹底管理しています。また、空気清浄器の導入、遮光対策、防虫対策も万全です。
スーツや衣類はゆったりとしたスペースに吊り下げられて保管されているので、たたみじわが付くこともありません。家庭のクローゼットにぎゅうぎゅうに詰め込まれていることを考えれば、雲泥の差ですね。
宅配クリーニングの保管サービスは多少の費用が掛かりますが、洋服にとって最適な環境で長期間預かってもらえることが最大の魅力です。ただしクリーニング会社によっては、返却日時を細かく設定できない、急な返却に対応できない、等のケースもあり、喪服等、急に必要となる洋服の保管には注意が必要です。