ライフスタイルによって、安い宅配クリーニング店は違ってきます
宅配クリーニング会社にはそれぞれ特徴があり、料金設定もいくつかのパターンがあります。各社の特徴を知り自分のライフスタイルに合ったクリーニング会社を見極めることで、あなたにとって安いクリーニング店が見つかります。
宅配リーニング会社はどうしても配送コストが利用料に上乗せされてしまうので、なるべく洋服をまとめて出すなどの工夫が必要です。
またクリーニングを利用する人の家族構成やどのアイテムを出すかによっても、安さの基準が変わってきます。はじめて宅配クリーニングを利用するなら、代表的な料金プランを知ることから始めましょう。
料金プランは、アイテム別料金・パック料金・詰め放題の3パターン
宅配クリーニングの料金体系は、主に三つに分類されます。1つは「アイテム別料金」タイプです。ワイシャツ1枚200円、ジャケット1点600円などと、アイテム1つ1つの料金が決められているパターン。街中のクリーニング店と同じですね。
2つ目は5点で5,000円などと、洋服の数が指定され1パックの料金が固定されている「パック料金」タイプ。単価の高いものばかり5点をチョイスしても5,000円で収まるのでお得に思いますが、専用バックのチャックが閉まることが条件になります。専用バックのサイズは各会社のホームページに記載されていますので、バックサイズは必ずチェックしましょう。
また、5点・10点・15点・20点と複数のプランがあり、点数が増えるごとに単価が下がっていきます。点数が増えるごとに専用バックのサイズが大きくなっていく会社がほとんどですが、まれにバックサイズがワンサイズの会社もあります。パック料金制の宅配クリーニングを利用する際は、単価の高いコートなどを何点入れられるかが、安さのカギになってきます。
最後は、「詰め放題」タイプ。こちらも指定されたバックに詰られるだけ詰めて、1袋5,000円などと、固定料金になっています。点数制限のない詰め放題は一番安く出せそうですが、やはりバックのサイズは要注意です。
詰め放題をうたっているクリーニング店ほど、バックのサイズは小ぶりになっています。クリーニング店も商売ですから、きちんと採算が取れる範囲のバックサイズになっています。また、一部のクリーニング点では素材制限やネクタイ・ブラウスNGなどの制約が多く、思ったほどに詰められないケースが多いです。
結局何が一番安いのか?
クリーニングをできるだけ安く済ませたいなら、アイテム別料金・パック料金・詰め放題の3つプランを上手に使い分けましょう。
例えば、春に冬物コートを5点出すのであれば、パック料金プランがお得です。バックサイズが大きい会社を選べばロングダウンコートでも入るので、コート1点当たりの単価はかなり安くなります。
ワイシャツ5枚にスーツの上下など、ビジネスで着用している服をメインで出したい場合は、アイテム別料金を採用しているクリーニング店を選びましょう。単価の安いワイシャツをパック料金タイプ出すと割高になってしまいます。
ワイシャツの洗濯はクリーニング派、スーツも常に清潔にしておきたい、とクリーニングの利用頻度が高い方は、アイテム別料金を採用しているクリーニング店の有料会員になるのも一つの手です。有料会員になると、お届け日の短縮、送料の優遇、ワンランク上の仕上がりなどメリットが多いです。
会費の分のコストが気になりますが、会費分相当のクーポンを発行しているクリーニング店もあるので、頻繁にクリーニングを利用するなら、十分元が取れます。
安さだけでは選べない、クリーニングサービスの基本
ここまでは、1枚当たりの単価を基準に安いクリーニング店の選び方を述べてきましたが、単価の安さばかりに目を向けるのはすこし危険です。
例えば、お気に入りの洋服にシミがついた場合、新品同様にしみ抜きされて戻ってきたら、1枚1,000円してもその人にとって安いクリーニング店です。反対に、1枚300円でも染みが落ちていなければ、不満だけが残ります。
また、忙しいビジネスマンにとって、ほんの少し高くても仕上がりまでの時間が短いクリーニング店が安くて便利なクリーニング店となります。料金だけにこだわるなら、安さを売りにしている街のクリーニング店にはかなわないでしょう。
しかし、遅い時間や休日に自宅まで集配してくれることこそが、宅配クリーニングの最大のメリットです。仕上がり、納期、対応などいろんな要素を踏まえたうえで、あなたにとって一番安いクリーニング店を慎重に選びましょう。